ハイドロキノンはメラニンの合成を抑え
チロシナーゼ酵素の活性を抑制します。
また、できてしまったメラニンを薄くする効果があると言われ
色素沈着のある部分やニキビ跡に効果があると言われています。
つまり、美白効果が期待できる
お肌の漂白剤的な位置づけとしてかなり有名です。
濃度が高い方が効果が期待できますが
かなりのきつい成分であるためにアメリカ食品医薬品局(FDA)では
2%以上の濃度は医師の診断が必要とされています。
日本では、規制緩和によって
ハイドロキノン配合量が5%未満はよいとされています。
ただ、上限が5%未満といっても
いきなり5%のクリームなどを使うのはやめましょう!
高濃度のハイドロキノン配合のクリームは
その分、副作用の可能性も高くなりますからね。
▼ハイドロキノンの副作用
ハイドロキノンの報告されている副作用としては
炎症、かぶれ、白斑といったものが挙げられます。
白斑とは、皮膚の一部が白く抜け落ちる症状です。
また、皮膚への刺激や赤みが出る場合もあり
その場合は使用をすぐにやめ医師に相談する必要があります。
特に、高濃度のハイドロキノンのクリーム等を使用しすぎると
白斑になる可能性が上がりますので注意が必要です。
▼ハイドロキノン製品の使用について
ハイドロキノンが配合されているクリームなどは
肌への刺激が懸念されますので、必ずバッチテストを行いましょう。
アレルギー反応をチェックするにもバッチテストは適しています。
耳の裏に少量のクリームを塗って1~2日様子を見て下さい。
ハイドロキノンの漂白効果はトレチノインと呼ばれる
ビタミンAの一種と併用することが一般的になってきています。
◎参考 ハイドロキノン 4% クリーム
⇒ ユークロマ
シミ・ソバカスの漂白には
ハイドロキノンのクリームはもはや定番です。
ただ、ご使用前には医師に相談し
安全性を確かめてから使用するようにしましょうね!